2017.12.01
【第27回 JTF 翻訳祭:こぼれ話編】
珍しく(?)連日の投稿です。理由は1つ。今回のお祭り。メモ帳を持って行くのを忘れたので、一切メモを取っていません。アルカディアの隣にあるコンビニで調達することも考えましたが、
「結局、(自分にとって)大切なこと・響いたことは忘れないだろうし、それ以外のことはスグに忘れちゃうだろう」
という横着な理由からなんですけど…。
まずは昨日の投稿を読み直して、少し追記します。
関根さんのお話。お金の話以外にも響いた言葉がいくつかありました(二晩寝てもまだ覚えているわけですからね)。
1)物語を作る・キャラクターを演出する
→自分と言う人間を取引先の方たちに覚えてもらうための戦略を講じるべしという話。つまり、翻訳者・通訳者として「One of them」にならないこと。
2)「勉強」フェーズで完結しないで、「研究」フェーズに移行する
→新しく学んだ知識・物事を自分なりに消化し、自分なりの解釈を加え、情報を整理した上で他者と議論を交わしたりしながら、自分なりのスタイルを確立する。
3)来る仕事は断らない
→(準備が整っていない状態で、知識のない分野に飛び出す行為は無謀でしかない半面)、80%程度の準備が整っているのであれば、新しい分野・物事にもどんどん挑戦するべき。
1)ですが、元新日本プロレスファンとして非常に分かりやすかったです。例えば、木村健吾と藤波辰巳が何故戦うことになったのか、その経緯を思い出してください。今考えると上手に上手にシナリオが描かれていましたよね?(注:分からない方は読み飛ばしてください)「関根さんのお話は面白い!」とこれまでに何度か聞いておりましたが、本当に面白かったです。自分自身を上手に演出されているという印象を受けました。
2)もよく分かります。ちょうど英語を勉強し始めたときのような感じでしょうか。カナダに移り住んだ頃、新しい単語が耳や目に入ってきたら、早速使ってみる。そして通じる、通じないを経て自分なりにその単語の使い方をマスターしていく工程に似ているような。失敗したら(通じなかったら)、何食わぬ顔で、その次から修正していけばいいわけです。
3)これは村井さんもまったく同じことをおっしゃっていましたね。私のお仕事仲間である
(川嶋)はなさんもまったく同じ姿勢です(ちなみに私は過去にまったく専門分野外の案件を請けて失敗したことがありますけど、その理由はまさに「若気の居たり」のひとこと)。
で、最後に睡眠(時間)のお話。
村井さんは
「早寝とお昼寝だけは譲れない」
とおっしゃっていましたが、これドンピシャで自分にも当てはまります。そういえば、先日の「しず翻勉強会(主に静岡在住の翻訳者による勉強会)」でも出版翻訳者の村松静江さん(Twitter: 村松静枝Shizue Muramatsu, @mimideka5)も似たようなことをお話されていました。翻訳者に限った話ではないと思いますが、「ちゃんと寝ないと、いい仕事はできない」という結論に至りました(そうじゃない方もいることは百も承知していますが、あくまでも自分の場合)。
私もだいたい、21:30にはこどもたちと一緒に寝ちゃいます。で、昼食後は10分ほど寝るか、目を瞑って過ごすのが日課になっています。
ちなみに昨年の翻訳祭。トラック3のとき、睡魔に襲われて大変でした。でも、これって睡眠不足でもなんでもなくてごくごく正常な脳の働きだそうです。以前、地元の商工会議所の勉強会でお話してくれた菅原洋平さんの本にもそう書いてあります。
「あなたの人生を変える睡眠の法則」
「目が覚めてから数時間以内に太陽の光を浴び、6時間以内(眠くなる前)に仮眠または目を瞑る」ことが大切だそうです。
この言葉を胸に、今年上京する際、新幹線は指定席を確保(去年は座れなくて大変でした…)、東京に着くまではひたすら目を閉じ、トラック2と3のセッション中の数十分は目を瞑っていたおかげでまったく眠くなりませんでした。
脱線しました。
一部のセッションでは立ち見の方もいらっしゃったようでしたが、今年もすべて座って聴講できました。「翻訳祭ではとにかく早めに移動する」と言うのが鉄則かと(知人友人とのおしゃべりは席を確保してからでも遅くありません)。
途中、座席を確保してから、3Fの翻訳プラザに移動しお取引先の方たちにきっちりご挨拶してきました。ランチは、SNSつながりのお仲間とワイワイ楽しいひと時を過ごしました。
交流会にも出席し、海外在住のお友達と再会したり、国内在住でも普段はなかなお会いできない仲間たちとあれこれ情報交換&近況報告。来年は、京都開催ということですが、今から楽しみです♪「こぼれた話」はこれくらいです。次回は締めくくりとして「番外編」を書きたいと思います。
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第28回翻訳祭
「時代が創る翻訳イノベーション in 関西」