2016.12.29
いやはや、圧巻のステージングでした、HEATWAVEも麗蘭も。双方のバンドから放たれるサウンド、メッセージ、そしてグルーヴを文字通り全身で受け止めてきました。そう、音楽って、耳に入ってくるメロディを聞いたり、視界に飛び込んでくる映像を見て楽しむだけじゃなく、全身で受け止めるもんだと再認識。山口さんの言葉を借りると、それはつまり、「バイブレーション」という言葉になるけど、「インビジブルな何か」がその場にいる者に波動となって伝わり、体を突き抜けて行くの。この感覚を味わうことこそがライブの醍醐味なんだろうね。Youtube やブルーレイなどの映像ソフト、再生機器が今後いくら発達しても、この感覚は味わえないと思う。だから、そのために仕事を休んだり、新幹線(や車)に乗ったり、ホテルを予約してライブ会場に駆けつけるんだ。いくつになってもそれは変わらない。これは「中毒」じゃなくて、音楽が持つ「マジック」だね、きっと。
「長い間やっていると、時々(音楽の)神様はギフトみたいなものをくれるんです」
というようなことを途中、洋さんが話していましたが、これは観客にとっても同じ。麗蘭(チャボさん)と同じステージに立つというギフトがHEATWAVEに届いたということは、観る方からしてもギフト以外の何物でもありません。だってこの2つのバンドを同時に観れる機会なんて早々ないよ。
思い起こせば、「磔磔」という名前を初めて耳にしたのは麗蘭のライブビデオでした。あのVHS、擦り切れるくらいよく見たものです。
時は流れ、あれから25年!昨日の夜はなんと麗蘭初体験。チャボさんを見るのは、’94年の「密室」以来。山口さん、公平さんは今年ソロでも観たけど、やはりバンドは別物。池畑さん、魚ちゃんは8月の野音以来か。
どちらのバンドも持ち時間は1時間ということで、ギュッと濃縮された極めて密度の高いステージでした。こうなると次はフルセットで観たいですね。来年も音楽から生み出されるマジックを全身で体感するためにあちこちに足を運ぼうと思います。麗蘭に感謝!HEATWAVEに乾杯!ロックンロール万歳!!
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