2016.09.14
「ライブの帝王」と言えば、かつては TILT (from 名古屋) の代名詞でした。1994年に活動を停止したものの、2014年の5月4日、彼らのホームグラウンドであった岡崎のCAM HALLで復活!その後、地道にライブ活動を続け、ようやく新作がリリースされました。
タイトルは、【THE BELLY OF THE FISH】♪
収録曲は以下の全6曲。
【購入方法】
ライブ会場で絶賛発売中とのこと。
9/15 追記: One Eyed Cafe こちらで通信販売が可能だそうです!
(詳細はリンク先の「メール」でお問い合わせください♪)
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現メンバーは、アメリカン・チェリーことタケちゃん(Vo)、タイキさん(Gt)、大原-たっつぁん-辰之(Gt)、三井さん(Dr)、そして新加入のLEMMYさん(Ba)です。かつてのファンであれば、正直、三好さんの姿がないのは少しさみしい気もしますが、音を聴く限り、「あの頃」のままです。
(ちなみに、再結成時のライブレポが掲載された地元のフリーマガジンを読むと、「LEMMYさんは、初期のメンバーであった」とのこと)
個人的には、今回すべての曲が日本語で歌われていることに驚きました。TILTファンの中では、どのような受け取られ方をされているのかあまりよく知りませんが、私の中での彼らの最高傑作は、アメリカ市場での活動(成功)を見据えて1992年にリリースされた「ALL OR NOTHIN’」です。
このアルバムは本当に良く聴きましたし、リリース後には前述の CAN HALL でライブを観た記憶があります。実際、1995年にカナダに行く際もこのアルバムを持って行ったほどです。
彼等のそれまでの経験がこの一枚に濃縮された感があります(全編英語)。
で、実はカナダ(トロント)に居る頃、現地のライブハウスのスケジュールを日常的にチェックしていたのですが、ある日、「TILT」の文字を見つけました。当時はまだパソコンなども手元になく、私はこのアルバムを持って、そのバーに足を運びました(「Horseshoe Tavern」)。で、店員さんに尋ねてみたところ、同名の異バンドであることが分かり、がっくり肩を落としたことを覚えています。
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あれから約20年が過ぎましたが、彼らがまたこうして元気に活動してくれることは励みになります。きっと、メンバーにもそれぞれの20年があったと思いますが、自分たちの好きな音楽を仲間たちとプレーすることに意義があるのだと思います。残念ながら、商業的な成功とは遠いところにいますが、これからも引き続き、彼らのことを応援し続けたいと思います。
日本国内にもイカしたロックンロールバンドはたくさんいますが、彼等のように70年代のフリーやホワイトスネイクといったバンドをルーツに持つ国産バンドって実はあまり見かけません。以前のようにツアーで日本全国を回るというのは難しいでしょうが、今後の活躍にも大いに期待しています♪
「Travellin’ Band」by TILT (1989年)
ps. 再結成時のライブレポが読みたくて、アメチェさんからフリーペーパー「リバ」を送っていただきました。そのお礼というわけではありませんが、タンスの奥から出てきた当時の「BURRN JAPAN」や「ロクf」を送らせていただきました。ひょっとしたら、One eyed Cafe の片隅に置いてくれているかもしれません。
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