2017.03.21

【翻訳者、海を渡る 2017 上海編】

昨年のアメリカ出張に続き、今回は3/10(金)~3/13(月)までの間、上海に行って来ました。取引先の方数名がアメリカから上海オフィスを訪れるとのことでそのタイミングに合わせてのアテンド(通訳)業務です。

出発前に近所の中華屋さんでラーメンとチャーハンをキメてから、いざ静岡空港へ。約3時間半のフライトで上海の上海浦東国際空港に到着!

空港で再会を果たし、黄浦江(川の名前です)のほとりにあるホテルへ。空港から市街地までは車で1時間くらい。

早速、ホテルのレストランで遅めの夕食をとりながら、ざっくばらんにあれこれと双方の近況報告。翻訳者兼通訳者として、このプロジェクトに携わるようになって、ちょうど4年目に入りますが、こうしてチームの一員として関わることができ本当に幸せです。顔を合わせてあれこれ話していると、士気もグーーンと上がりますね。

その後、ホテルのバーで二次会→撃沈…。

【3/11(土)】
さて、いよいよ業務開始。まずは、米国の取引先が昨年開設した上海オフィスを訪問。今後の予定についてあれこれ話し合い。既に先方とは信頼関係が構築されているので、話も比較的スムーズに進みます。マーケティング方法や今後の計画についてあれこれ具体的に打ち合わせ。翻訳者としては、こうして実際の製品を目にしたり、現地担当者さんたちと直接話ができるのは非常に貴重な機会です、ハイ。

2時間ほどのミーティングに続いて、今度は先方のお客様とパワーランチ。国は異なれど、こうして食事をしながら関係を築いていくのは万国共通かもしれませんね。

ランチの後は、いよいよ渡航のメインイベントである現地プロジェクトの視察。高さ632メートル、128階建ての上海タワー(中国語名:上海中心大厦)や上海科学技術館などを見て回り、夕食はショッピングモール的なところでHot Potをいただきました。

よく歩き、よく話しました。というわけで、この日も撃沈…。

【3/12(日)】
本日も引き続き、現地プロジェクトの視察と商社訪問。まずは、上海市内のApple Storeへ。その後、つかの間の観光。1907年に建てられたという外白渡橋を歩いて渡り、数十年前のこの辺りの様子を伺いながらしばし散策。上海市内を流れる黄浦江越しに前方に見える超近代的な数々の建物と後方に見える歴史的建造物の対比がなんとも興味深い。まるで一瞬にしてタイムスリップしたよう。その後、上海中心部旧市街にある南翔饅頭店の本店でランチ。

さて、業務再開。地下鉄を乗り継ぎ、現地商社さんを訪問。上海ディズニーリゾートにも足を運び、その後オフィスに戻って今後のやり取りについて商談開始。

話し合いは順調に進み、先方から夕飯のお誘い。

当然、断る理由もなく、浦東新区の地元レストランで食事。席を外してトイレに行く際、店員さんに英語で話し掛けるも通じず(当然と言えば当然かもしれません)、久し振りに身振り手振りで会話。

ホテルに戻ってからもロビーで少々打ち合わせ。部屋に戻ったのは22時過ぎだったでしょうか。

【3/12(月)】
ガッツリと充実した時間を過ごし、最終日は空港で慌ただしくお土産を買いこみ、3泊4日の旅は終わり、帰路に着いたのでした。今回見聞きしたものは、今後の仕事で大きな財産となるでしょう。何しろ、翻訳する際に、実際の製品が頭に浮かぶ、手に質感が残っているというのは、大きなアドバンテージになりますから。ネットで検索したり、想像しているだけでは、こうした情報は決して入手できません。今後、翻訳者が実際の製品を手に取ったり、メーカー(発注者)側と直接話が出来る場が増えれば良いなー、なんて思いながら帰国したのでした。

以下雑感。

・中国では車両は右側通行。というわけで、信号が赤でも右折時は突っ込んで来ます。横断歩道を歩いていても停車してくれない場合も多いので要注意です。
・電動スクーターがあちこち走っており、音もなく近寄って来ますので、これも要注意。
・マスクを着用している人はほとんど見かけませんでした。私も着用せず。(スギ)花粉もありません。
・ビールは観光客相手のレストランを除き、常温で出てきます。
・結局ホテルでは、テレビもラジオも点けることもなく、滞在終了。
・ホテルのWiFiサービスを利用しましたが、SNS系には一切アクセス出来ず断念。
・ホテルの朝食が充実していて、毎朝食べ過ぎました…。 

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ps. 肉まん的なものにストローが立っていますが、この中にスープが入っています。でも、これがまた熱いのなんのって…(いや、無茶苦茶おいしいんですけど)。

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