2016.09.04

【翻訳代をケチる宿泊施設は、自分で自分の首を絞めているようなもの】

ここ4~5年、毎年夏は子供たちと一緒に富士山の麓に広がる大きな公園にある施設に一泊二日で宿泊するのが定番になっています。その公園には、メリーゴーランドやジェットコースターなどはありませんが、親子で工作ができたり、魚釣りや、カヌー、水遊びに加え、乗馬、ヤギのお散歩などのアクティビティが広い敷地内に点在しており、「知恵や体を使って親子で一緒に遊ぶ」というコンセプトのもと、子供たちはノビノビと、そして親たちは文字通り童心に返って一日を過ごせる場所で大のお気に入りです。

今年も、5月に予約を取り、妹夫婦と総勢8名で楽しい時間を過ごしてきました。

が!唯一残念だったのが、部屋や一部のトイレなどに用意されていた英語や中国語、韓国語の注意書き。この場で、「実物」をアップするのは控えますが、かなりトホホな出来です。中学生でも、もう少し上手に訳せるだろうと言うのが正直な感想です。

以前、同業者の翻訳チームの間でも某化粧品メーカーの製品文句があんまりにもトホホ だったため、内々で話題になりましたが、今回の翻訳(日英)も、それに匹敵するものでした。

どんなにサービスが良くても、施設のアクティビティが充実していても、施設の案内や掲示物の文言がトホホ、つまり二流以下の出来の場合、すべてが色褪せて見えてしまう恐れがあります(これは、何も宿泊施設だけに限った話ではありませんが…)。

昨年までは、目にしなかったので、おそらく急増するアジア方面からの外国人向けに(もしくは、2020年の東京オリンピックを見越して?)慌てて用意したものと思われますが、はっきり言って、ない方がマシです。下手な案内(翻訳)は混乱を招くだけです。

経費を節約したい気持ちもわからなくはありませんが、「翻訳」の場合、品質と料金が密接に関係していると思います。