2016.05.23

【Massey Hall (トロント) とネヴィル ブラザーズの想い出】

昨日、Massey Hall のことを書いたら、なんだかトロントに居た頃のことを懐かしくアレコレ思い出してしまった。

Massey Hallに行ったのはこれまでに三回。B.B.キング、Robert Clay Band (ロバート クレイ バンド)、そして最強のライブ バンド、The Neville Brothers (ネヴィル ブラザーズ)。

ネットで大抵のことは検索できる時代になったが、何故かこの夜の公演についてはヒットしなかった。よって、当時の日記を数十年ぶりに開いてみた。

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1995年6月6日。
チケット代は、40.00 CAD(カナダドル)
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とあった。

オープニングアクトは、Ivan Neville。


Massey Hall はコンサートホールというよりは、由緒ある劇場。現に、カナダの文化遺産保護制度である「カナダ国定史跡(National Historic Sites of Canada)」の一か所に制定されている。
*Neil Young (ニール ヤング) の「Live at Massey Hall 1971」は、この会場での公演を録音したもの。

残念ながら、ネヴィルスは 2012 年に活動を停止したが、この時期の彼らを観れてよかった。

ちなみに最初に彼らのことを知ったのは、1992年に発売された「Family Groove」。それまで、タテノリしか知らなかった僕に、「グルーヴ」を教えてくれたバンドが彼ら。

「Yello Moon」(1989年)、「Brother’s Keeper」(1990年)は本当に擦り切れるくらいよく聴いた(ちなみに、’97年には、彼らが生まれ育った彼の地の空気を感じたくてニューオーリーンズまで足を運んでしまった…)。

その後、2008年、大阪厚生年金会館芸術ホールで再度彼らを見る機会があったが、やはり最初に Massey Hall で観たこちらの公演の方が強く印象に残っている。

「記憶に残るライブ/コンサート」というのは、アーチストのパフォーマンスだけではなく、演奏会場によっても左右されると改めて思った次第。 


またいつかぜひ訪れたい会場の1つだ。