2016.04.07

【SION & The Cat Scratch Combo Tour 2016@窓枠 (好きなバンドを観て、好きな仕事に生かすヒント)】

今週火曜日は、そそくさと仕事を切り上げ、「CSCツアー 2016」の浜松(窓枠)公演へ(2012年4月の大阪(Akaso)公演以来)。

世間一般では「平日の火曜日」。が、個人事業主的には曜日はあまり関係ない(笑)。
SIONのライブに行く日というのは、もうそれだけで朝から「特別な一日」。

この日のチケットは先行発売でゲットした「A-13番」。
風邪気味のため、客席後方でおとなしく観ようかな?なんて頭では思っていたが、入場したら、あらら…体が勝手に前へ前へ・・・。結局、最前列。藤井一彦さん(THE GROOVERS)の正面に。
肝心のライブの演奏曲や内容については割愛しますが、一言で言うと、昔のあんな曲やこんな曲がアレンジを変えてCSCの音で見事に蘇っています(特に、FENDERのテレキャスで演奏されたアノ曲は個人的にはこの日のハイライトの1つでした)。
見終えた感想はというと、

『一音入魂』
とにかく、1つ1つの「音」にかける意気込みが聴き手にもビシバシとダイレクトに伝わってきた。言い換えると、

≪言い訳なんて考える前に、今現在置かれている状況でベストを尽くすのみ!≫。

というメッセージに思えた。 

職人が作ったモノはカタチとなって残り、評価されるが、ミュージシャンがライブで作るのはその場の空気。カタチには残らないが、観客のキオクとなり、時には聴き手の心の中に一生残る。

平日の19時30開演。
鈍い客足に合わせて、開演時間を遅らせるやり方もあったと思うが、彼らの選択肢にはそれはない。約5分遅れで暗転。ギグは始まった。

足を運んでくれて、開演を待ちわびているファンを必要以上に待たせることは、彼らはしなかった。
新しいファンを開拓することも必要だろう。
でも、今目の前にいるファンを何よりも大切に思ってくれる彼らの真摯な姿勢が 垣間見えた瞬間でもある(「最大の営業とは”新規開拓”ではなく、”今現在のお客様(取引先)を大切にすること”という恩師の言葉を想い出した)。

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「納期が厳しい」、「予期せぬ事態が発生した」、「やる気が出ない」等々。
上司も部下もいない個人事業主の日々の仕事の中では、ともすると言い訳を見つけて楽する方向に流れがち。

がしかし、この日、

『ジャズマスター/ Gretsch+カール・コード+ミュージック・マン』

という組み合わせから飛び出してくる藤井さんの潔いサウンドを全身で浴びて、
一語入魂』
という言葉が頭に浮かんだ。

何故なら、ワタシの日々のシゴトは英日の翻訳業務。「納期が厳しい」等の理由から、時にはぶっちゃけ「一語くらいならいいだろう…」という気持ちで調査にかける時間を惜しみ、訳して納品したこともある。

が、この日の藤井さんの音はそんなジブンの仕事に対する姿勢にカツ!を入れてくれた。

「1つ1つの音をおろそかにして、いい演奏になるわけがない(= 観客の心に響くわけがない)」。

そう言っているように聞こえた。
素晴らしい演奏を目の当たりにして、ガツーンと来た。

つまり、

「1語を1語をおろそかにして、いい翻訳になるわけがない(= お客さんに期待以上のモノを届けられるわけがない)」。

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振り返ってみると、今の仕事を個人・フリーでやっていこうと決めたのは、2005年のこと。
10月15日。場所は新宿LOFT。SIONの20周年記念ライブの日。

翌年、開業し今年で丸10年。

これからも、音楽の力を借りて日々前進していきたいと思った一夜だった。

追伸:
10月15日のLOFTのステージには、もちろん藤井さんの姿も。
これからも、出来る限り長くSIONの隣でギターをかき鳴らしてくれたらいいな。

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