2015.06.05

【ジェフ ヒーリー (Jeff Healey) の想い出②】

さて、無事に(?)トロントに移り住んだわけですが、「英語もろくに話せない」、「知り合いもいない」、「仕事のツテもない」私が何故、海を渡ったのかについて少し書いておきたいと思います。

一言で言えば、「ロックの本場で暮らしたい!」の一言に尽きます。当初はアメリカの大都市での暮らしを夢見ていましたが、現実的にはアメリカの就労ビザを得るのは非常に難しく、「ワーキングホリデー制度」を利用して、カナダでの滞在許可と(期間限定の)就労ビザを取得したのでした。

ホテルに滞在している間に住む場所を見つければいいや、と思っていたのですが、実際にはそう簡単にはいかず、その後もっと安価なウィークリーホテルに移り、ようやく住む場所を確保したのでした。

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話をジェフ ヒーリーに戻します。

1988年に「See the Light 」で The Jeff Healey Band としてデビューし、翌年’89 年の 6 月には初来日公演も実現しています。

See the Light

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残念ながら、この来日公演は観ていませんが、当時放送されていた「Pure Rock」というロック専門の深夜番組にゲスト出演したような記憶があります。また、「Young Guitar」誌のインタビュー時に琴を用意したところ、たちまちマスターしてしまった、というようなエピソードがあったような気がします。

その後 1990 年には「Hell To Pay」 、

ヘル・トゥ・ペイ

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1992 年には「Feel This」 、

Feel This

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とコンスタントにアルバムを発表していきます。
デビュー当初の「ブルーズ臭さ」は少し影を潜め、アメリカンロック的な要素の比重が増していったように思います。その特異な奏法やギタープレーが注目の的ではありましたが、私は温かみがある彼の歌声が大好きでした。 

トロントに移り住んで初めての冬が来ました。その頃には、かなりの数のコンサートやライブに足を運んでいましたが、ジェフ ヒーリーのライブに関する情報は中々入ってきませんでした。当時は、インターネットはまだ一般的に普及しておらず、もっぱら現地の新聞やフリーペーパーで音楽関連の情報を収集している毎日でした。

そんなある日、ひょんなきっかけでジェフ ヒーリーを目にすることになるのでした。

続く….