2015.06.02
少し間が空きましたが、今回から何回かに分けてジェフ ヒーリー (Jeff Healey) について書いてみたいと思います。
1995年の春、私はトロントに居ました。初めての海外生活が始まろうとしていましたが、「英語ができない」、「文化の違い」、「知らない街での暮らし」といったマイナス要素をまったく物ともしないくらいの高揚感に包まれていたのをまるで昨日のことのように覚えています。
自分の意思で彼の地に移り住んだわけですが、トロントに関する前知識はまさしくゼロでした。いや、唯一知っていたのは、「ジェフ ヒーリーがいる街」ということでした。
知り合いがいるわけでも、仕事のツテがあるわけでも、英語ができるわけでもありません。でも、滞在ビザは半年間あるし(+オプションでもう半年)、ホテルは3日間予約してあったし、それだけで「何とかなる!」と思っていました。
結果的に、その後トロントでは通算3年間暮らすことになりました。 この間に、いくつもの忘れられない出会いやロックな体験がありました。
最初の数年は、とにかく仕事も英語の勉強もそこそこに(笑)、バーやコンサート会場をはしごしては地元のバンドや米国やヨーロッパからやってくるバンドを観に行っていました。
多いときで週4回、少ないときも週に1回というペースでした。
(折しも当時は超円高時代。1カナダドル、60円を切っているときもありました)
その当時、ちょうどリリースされたのがこの「COVER TO COVER」 by The Jeff Healey Band。前三作もよく聴いていましたが、このアルバムは本当に擦り切れるくらい聴いた一枚です。
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「Jeff Healeyにいつか会えるかな?」
そんな風に漠然と思っていましたが、当時はその術を知る由もありませんでした。
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続く….
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